2017年01月25日
咳を止め、悪化させない対処法とは
咳は、のどに痰がからまっていたり、からからと乾燥してかゆいようなときにおきます。空咳のように音の軽いものと、胸に響くような「けほけほ」と音がする深いものとがあります。後者の方は、病原菌と戦った残骸がからまっているのだと考えます。前者は、これからという咳です。本当につらい咳を止める咳止め薬には何がいいでしょうか。特効薬があるわけではないので、対処療法的に悪化をくいとめるものとなります。
昔は、長ネギを焼いてタオルでくるみ、喉に巻くことが行われていました。その後、シロップなどの液体薬がはやった時期もありました。今は、直接喉に薬液を噴霧するものが効果的です。咳がひどいと熟睡もできず余計に体力を奪います。マスクをして冷たい外気に喉をさらさないこと、消毒殺菌系の薬を薄めてうがいをすること、のど飴などで潤すことなどが考えられます。
決定的によく効くのは、錠剤の薬です。しかし、これは胃を極度に荒らしてしまう可能性があります。でも、しっかり寝て体力を戻すことが、咳を止めることにつながると考えれば、最後は強い薬にたよってもいたしかたないでしょう。熱を出したり、鼻水を出したり、咳をすることは、菌と戦っているわけですから、悪いことではないと考えるべきです。